悪性腫瘍口腔領域の悪性腫瘍(口腔がん)![]() 舌がん ![]() 口底がん ![]() 歯肉がん(下顎) ![]() 頬粘膜がん 悪性腫瘍は、上皮性の癌腫(がんしゅ)と非上皮性の肉腫(にくしゅ)に分けられます。口腔領域では肉腫も発生しますが、きわめてまれで、ほとんどは癌腫で粘膜の上皮から発生する扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)といわれるものです。 (原因) 他のがんと同様に不明ですが、喫煙、飲酒、う蝕(むし歯)や合っていない義歯などが慢性的に粘膜を刺激することなどの関与が疑われる症例も少なくありません。また、前がん病変(正常粘膜と比べてがんになる可能性が高い病変)である白板症(はくばんしょう)から生じたと思われるものもみられます。 (症状) 50歳以上の男性に好発し、発生する部位や病期(がんの進行度)により、症状はさまざまです。がんの表面の特徴からは白斑(はくはん)型、肉芽(にくげ)型、腫瘤(しゅりゅう)型、びらん型、潰瘍(かいよう)型、粘膜下硬結型などに分けられています。いずれもみた目に汚く、しこり(硬結 こうけつ)があり、ときに出血や痛みを伴います。 (治療) がんのできている部位や病期、組織の特徴などを総合的に診断して、治療方針を決めますが、一般的には手術療法、放射線療法、抗がん剤による化学療法の3つの方法を、単独あるいは組み合わせて治療します。 治癒率は、がんの発生した部位や病期により異なりますが、口腔がん全体の5年生存率は60〜70%です。初期のものではほとんどの症例は治癒しますので、恐れずにできるだけ早期に受診することが大切です。 悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)![]() 50歳以上の中高年齢者に発生することが多く、男女差はありません。硬口蓋と上顎歯肉に発生することが多いのですが、下顎歯肉や頬粘膜などにも生じます。 悪性リンパ腫(あくせいりんぱしゅ)![]() 悪性リンパ腫は、リンパ系の組織から発生する腫瘍(いわゆる“がん”)です。悪性リンパ腫は病理所見から、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に大別されます。また、腫瘍細胞の性格から、T細胞性、B細胞性、NK細胞性に分類されます。日本人の悪性リンパ腫は、非ホジキンリンパ腫が圧倒的に多く、かつB細胞性リンパ腫が多いのが特徴です。 悪性唾液腺腫瘍(あくせいだえきせんしゅよう)「唾液腺の疾患」の項の「唾液腺腫瘍」をご覧ください。 |
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