日本歯科専門医機構が歯科専門医として認定する口腔外科専門医における医師の取扱いについて

(公社)日本口腔外科学会
会員各位

日本歯科専門医機構が歯科専門医として認定する
口腔外科専門医における医師の取扱いについて

(公社)日本口腔外科学会理事長
池邉 哲郎

すでに何度かお知らせしておりますが、(一社)日本歯科専門医機構は、第三者組織として、歯科医療の基盤となる歯科専門医制度の確立と、歯科専門医の質を担保しさらなる向上を図るため、各学会の専門医制度を評価し、各学会認定の専門医を同機構認定の歯科専門医として認定する事業を実施しており、同機構の認定を受けた専門医は厚生労働省告示により、2021年10月1日以降広告可能な専門医として取り扱われております。

ところで、日本口腔外科学会は、従来より、歯科医師および医師を対象として、口腔外科専門医資格の認定を行っており、口腔外科専門医の中に医師免許所持者が含まれております。

一方、日本歯科専門医機構は、毎年度、各学会新規認定および更新認定の専門医について、各学会の専門医制度の運用審査を経て、歯科医師を対象として専門医を認定しておりますが、2022年度の当学会に係る審査においては、医師の口腔外科専門医が含まれていたことから、同機構内で医師について検討していただきました。その結果、原則として歯科専門医制度において医師は対象外であるが、1)口腔外科領域は医療法に定められた医師の診療域でもあること、2)日本口腔外科学会が定めた口腔外科専門医制度は同機構が認定したものであること、3)同機構認定の研修施設で定められた研修ならびに評価を受け、認定試験に合格していることから、今期の運用審査に申請された医師を特例的に口腔外科専門医として認定する旨の通知がありましたのでお知らせいたします。